当院では、何年も前から処方しておりますが、何年も通院して頂いている患者様でも、背中や胸の皮膚にトラブルがない、またはあっても軽い程度の方だと、ご存じない方々が多いので、今年は最悪の紫外線による背中・胸のニキビ・あせも・日焼けによるシミが多発している事もあり、あらためてここで、説明させていただきます。

VCbodyローションの説明書をご覧ください。

＜　VCbody lotion (VCボディーローション)　リン酸ビタミンC5％含有　　120ml　3000円＋消費税　＞

リン酸ビタミンCには、従来から証明されている活性酸素除去・メラニン生成抑制・コラーゲン生成増進効果に加えて、2016年までの数年間で、炎症抑制（NF-κB signaling 抑制・NLRP3 inflammasomeの活性抑制・好中球の宿主組織破壊阻止）の顕著な効果のある事が次々に証明されてきて、当院院長らの研究グループの提唱している、リン酸ビタミンCのニキビ炎症抑制・新生ニキビ発生阻止・ニキビ跡の消失効果が、医学的に裏付けられてきております。

それどころか、1980年以来、どんどん強くなっている紫外線量の増加によって起こる皮膚細胞のダメージ修復・皮膚癌抑制の効果まで、提唱されてきているのです。

 

背中・胸のニキビがある方々や、背中・胸の肌も綺麗にしたい方々は、それらの部位の治療にVCbody lotionをお使いください。VCbody lotionは、顔のVC lotionとともに、ニキビに最も有効なだけでなく、日光露出部の皮膚細胞を守る働きが、現存のすべての薬剤・化粧品原料の中で、最も強い事が証明されているのであります。もちろん、リン酸ビタミンCなので、当然美白作用も強力で、シミ、とくにこの夏の日焼けによるシミに対して、非常に有効です。

顔・首には、顔用VCローションを、胸・背中・四肢のお肌には、VCbodyローションをお使いください。顔の肌や、顔・首のいろいろなタイプのニキビに必要な、各種アミノ酸が、顔用VCローションには含有されており、VCbodyローションには、入っておりません。
顔・首の肌と、体幹の肌とでは、皮膚組織の構造や、皮脂への紫外線による酸化度、及び、ニキビの種類が、違うからなのです。 

よって、VCbodyローションの方が、安くなっております。顔のニキビには、VCbodyローションの効果は、顔用VCローションより、かなり落ちますが、体幹では、少し（5~10％前後）落ちる程度なので、コストパフォーマンスから、体幹には、（長く継続が必要な事もあり）VCbodyローションをお勧めいたします。（特に背中のニキビには大量使用が必要なので、VCbodyローションをお勧めいたします。） 

＜用法＞

背中には、朝は背中全体やその他の部位に塗布。夜は顔と同様に、パックをお勧めします。

（特に背中は。）ニキビ及び美肌には、1か月２～４本使用。紫外線による皮膚ダメージ予防・回復およびあせも治療には、1か月１～２本お使いください。

        池野皮膚科形成外科クリニック　（院長　池野　宏）
　　　池野事務所　（所長　池野　宏）