
池野クリニックでは、20年前より、紫外線の毎年の悪化や、皮膚への危険性を、繰り返し繰り返し、お伝えし続けています。患者さま方は、聞かされ飽きたり、いついも同じ話し、かと思われるかも、しれませんが、私、池野、及びその他皮膚科専門医がお伝え続けないと、日本では、他に、どこまでのレベルで危険なのか?具体的に紫外線悪化が皮膚細胞老化にどれだけ直接に影響するのか?を誰も伝えてくれません。
なぜ、ここ数年、どの世代でも、お顔のイボやシミが増え続けるのか、リン酸ビタミンCスキンケアをメインで行なわないと、いつまでたってもニキビが出続けるのか?毛穴が年々気になっていくのか?
もう少し、学術的にお話しすると、国際がん研究機関の報告では、2020年の世界の悪性黒色腫患者発生数は、約32万5千人で、その他の皮膚癌も含めると、約90万人で、2040年には、約300万人に増加する予測となっています。他の研究機関の中には、なんと2040年には、(2024年の世界人口は約81億人ですが)10億人が発症する、という悲劇的な予測を出しているところもございます。
これらは、すべて紫外線が99%原因で、その対策や、紫外線からそれぞれの肌トラブル・皮膚癌がどのようなメカニズムで起こるのか、を正確に把握できなく、それに応じた治療対策をしっかり実行しないと、解決いたしません。
逆に、完璧な紫外線対策を日々施行し、それぞれの皮膚トラブルの直接原因さえ、取り除けば、確実に、皮膚癌以外の皮膚トラブルは、すべて改善するのです。皮膚癌でさえ、少しは発症しにくくなるのです。
残念ながら、ほとんどの日本人の方々は、上記の事に関して、何の対策もなされていらっしゃらないようです。
一部の肌トラブル(シミ・小じわ・肌のハリ・たるみ) は、一時的に、日本中すべての都市で、レーザー治療が行われていますが、紫外線対策を完璧に施行しない日常生活なら、ごくごく一時的な効果しか得られません。
実際に、皆さま、レーザー治療をして日々の紫外線対策が完璧だと思われますでしょうか?日本の市販の日焼け止めでは例えSPF50のものでも不十分です。
日焼けサロンが法律で禁止されている国も、小中学生の日焼け止めを法律的に義務化している国も多いのに、日本では、ほとんどそのような事には、無関心になっています。
どうか、皆さま、池野クリニックでなくとも、リン酸ビタミンCスキンケアをされているクリニックなら、上記皮膚トラブルが、皮膚癌以外のほとんどのトラブルが改善するはずなので、どうぞ、一刻も早く、そのようなクリニックを受診なさってください。
そうすれば、各種レーザー治療も一時的ではなくなるのです。
紫外線に無頓着な日本を憂いています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
池野皮膚科形成外科クリニック 池野 宏