池野皮膚科形成外科クリニックではVCローション、VEローション、リン酸ビタミンC等でニキビ治療を行っております。アクセスは銀座一丁目駅からが便利です。

皮膚科形成外科医院池野クリニック

池野皮膚科形成外科クリニック
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2025.11.19最近多い、お肌の不調。

この時期や、時期に関係なく、最近数年多くなっているお肌の不調のいくつかを、紹介し、その対策も、当院患者さまでできる方法、及び、当院患者さまでなく、VC・VEスキンケアお使いでない方々にも、知っておいていただきたい、事柄を、説明させていただきます。

この時期のお肌の不調で多いのは、もちろん、前々投稿の乾燥ですが、それは前々投稿をお読みください。
最近、時期に関係なく、久しぶりの診察にお越しいただいた患者さま方がおっしゃる肌不調は、
① 顔肌が全体的にざらざらしている。
② 顔や身体の肌に小さなブツブツが出てくる。
③ 顔肌に部分的に赤みがでてくる。
④ 毛穴が気になる、目立つ。

といったところが多いです。

< 対策 >
① 多くの場合、(米国最新機器30倍反射無反射マイクロスコープとVSIA精密肌分析器の)解析により、約80%が、毛穴のつまり(皮膚医学的には毛孔角化異常)であり、のこり約20%が、小ニキビか、紫外線原因の皮膚細胞DNA損傷による非ウィルス性イボ(皮膚医学的には良性皮膚腫瘍)です。
*リン酸ビタミンC・E製剤お使いになれば、2週間~4週間で、確実に治癒いたいます。つまり、ツルツル肌になります。
*リン酸以外のビタミンC誘導体製剤お使いになれば、3~6ヶ月で、70~80%改善するでしょう。
*全くビタミンC・製剤お使いになれない場合は、睡眠を、可能な限り8~10時間、毎日取り、野菜・ヨーグルトを通常の3~5倍摂取され、徹底的な紫外線対策(可能なら医療用日焼け止め厚ぬり+日傘+黒いマスク・腕隠し・可能ならできるだけ外出を避ける)をなさってください。もちろん、保
湿クリームもしっかりおぬりください。

②多くの場合、①で言及した、紫外線原因の皮膚細胞DNA損傷による非ウィルス性イボ(皮膚医学的には良性皮膚腫瘍)です。露出部は紫外線のせいで、非露出部(腕・足いがいの身体)の場合は、紫外線の最近の著明悪化で、本来非露出部の皮膚細胞の持っている抗酸化酵素(スーパーオキシドジムスターゼSOD,カタラーゼ,グルタチオンペルオキシダーゼGPxなど)が、あまりにも露出部に運ばれるため、非露出部の紫外線障害防止の抗酸化酵素不足のためなのです。
*初期のうちなら(微少なイボの場合)、紫外線原因の皮膚細胞DNA障害を回復させるリン酸ビタミンC製剤(他のビタミンC誘導体製剤なら約50~70%劣るが100%劣るわけではない)で治癒します。一定の時期(約2~3ヶ月)過ぎれば、リン酸ビタミンC製剤でも難しく、どうしても気になる方は、炭酸ガスレーザー治療で治癒します。

③最近、多い顔肌の部分的赤みは、正確な原因は、欧米でもまだ不明ですが、池野が考えるには、やはり、近年著明に悪化している紫外線と、温暖化による生活圏へのオゾン量増加(2023.07.24のインフォメーション参考)により、UVとオゾンによる皮膚細胞部分障害、および睡眠不足と携帯視聴過度による活性酸素増加が原因、と思われます。それが証拠(医学的エビデンス)に、リン酸ビタミンCローションパックとリン酸ビタミンE製剤単純塗布のみで、1~3週間で、確実に改善いたします。この治療で実現するのは、紫外線障害回復と完璧な活性酸素除去なので、当然上記が原因なのだろう、と考えられるのです。
*VC・VEを使う。
*なければ、①の対策で書いた、睡眠・抗酸化食べ物・徹底的な紫外線対策で、間違っても、今日本で行われている、(赤み=酒さとみなされ処方される)ロゼックスや、メトロニダゾールをぬってはいけません。
もちろん、どちらもいい薬ですが、あくまで酒さには酒さの程度として、ある程度効くだけで、酒さ以外の赤みには無効だからです。

④毛穴の治療で、確実に効果が出ているかどうかは、VISIA解析器で、3ヶ月~5ヶ月で、毛穴数が減っているかどうか、を判定するしかありません。米国のFDAで、韓国や日本で行われているレーザー治療や各種光治療・注入治療で、有効だったと証明されたものは、ひとつもございません。
*毛穴を小さくするのは、毛穴周囲のコラーゲンを絶対確実に増やして、毛穴を周囲から縮ませる薬剤以外の治療薬はございません。

以上、最近増えている肌不調について、お伝えいたしました。上記解説は、すべて最新欧米皮膚科学で報告された論文で証明されています。

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