皮膚科専門医先生方、大学病院皮膚科教授様・准教授様・講師様・医局員先生方様へ
当院池野皮膚科形成外科クリニックでは、尋常性ざ瘡外用剤ダプソンゲル
(ジアフェニルスルホンゲル)を、10年以上前から院内製造し( Almirall, LLC: 「ACZONE® (dapsone) Gel 7.5%」製薬会社の特許侵害を避けるため、一般販売不可で、当院患者さまの治療のためだけに)、処方しております。米国でもまだ販売されていない10%濃度も処方し、しこりニキビに著明な有効性を得ています。
最近、多くの専門医や、同門の大学皮膚科先生方から、問い合わせを頂くので、今回、このホームページで、あらためて紹介・解説させていただきます。当然、ご紹介患者さま方には処方させていただきます。
医薬品で、日本では保険薬として認可されていない薬剤ですが、お問い合わせの先生方の中には、研究や、病院治験で使用されたいというご希望を頂いています。
もちろん先生方に差し上げたり、お売りする事は不可能ですが、(大学)研究機関さまに、研究製剤提供、という形なら、一定の数であれば、提供させて頂きます。いつでも、当院までご連絡ください。
次に、一般の患者さま方にも、ダプソンゲル製剤を解説させて頂きますが、
やや、長文になりますので、ご興味のある方々のみ、お読みください。
2016年に米国で認可された(5%ダプソンは2008年認可)ニキビへの最新外用剤の、このダプソンゲルは、調べ得た限り、アジア地域で、当院と、シンガポールのいくつかの病院でしか、処方しておりません。共同研究機関の、ドイツ🇩🇪ミュンスター大学皮膚科ブーム(M.Bohm)教授も、ヨーロッパ全域でどこでも認可されていないから困ってるよ、と仰っています。
もし、どなたか、当院以外のクリニックで、ダプソンゲル処方されているところをご存知なら、ぜひ教えてください。その地域の患者さまたちにお知らせいたします。
池野皮膚科形成外科クリニックでは、2010年より
米国に準じて、5%、7.5%を処方し、2019年からは、米国でもまだ処方されていない10%を処方しております。
安全性も小児でも認められ、米国では2019年から12歳以下の子供さまにも、使用が認可されています。
ただし、妊娠中も使えますが、授乳中だけは、おやめください。
このダプソン( ジアフェニルスルホン) は、抗菌作用があるものの、葉酸合成系阻害のメカニズムのため、耐性菌が出現しやすく、ニキビ菌には無効な事が多いです。
ただし、幅広い活性酸素除去作用と、好中球のミエロペルオキシダーゼ阻害、エラスターゼ阻害、好中球付着能・遊走能阻害作用により、ニキビ原因の主要な活性酸素と好中球過集積を確実に抑えますので、米国ニキビ外用剤で、最も有効な薬剤と、欧米で評価されています。
当院で、ダプソンゲル以前に処方している、しこりニキビへの、レチノイン酸や、ディフェレチンも、5mm以上の大きなしこり(特に10mm以上に)には極めて有効ですが、皮がめくれ、やや赤くなるので、女性患者さまには、圧倒的にダプソンの方が人気です。
ここで、皆さまにご理解いただきたいのは、ダプソンは、これまでのべピオ(ベンゾイルパーオキサイドBPO)、デュアック(BADプラスダラシン)、ディフェリン(アダパレン)、エピデュオ(BPOぷらすアダパレン)のような、抗菌+閉塞毛孔除去の作用しかなく、根本原因を取り除けない薬剤ではなく、
当院のリン酸ビタミンCとほとんど全く同じメカニズムで、上記作用、プラス、抗炎症・有害過酸化脂質抑制作用で、ニキビの根本原因を取り除ける非常に有効な薬剤なのです。
ダプソンが認可され、臨床でどんどん有効性データが蓄積された事により、欧米医師、ニキビ研究者たちが、同じメカニズムで、活性酸素除去作用がダプソンの2倍以上のリン酸ビタミンCに目が向いたわけなのです。
それにより、2010年に、マイアミ大学美容皮膚科との共同論文が発表でき、欧米医学界で、認めて頂けたのです。さらに、ドイツミュンスター大丈夫皮膚科とも共同研究が開始され、2015年には、ヨーロッパの皮膚科アカデミーでも評価の高い、Archives of Dermatology Reasearch誌に、開業医としては、数人目となるファーストアーサーとして、池野の論文が発表できたのです。ここでは、リン酸ビタミンC(VCローションの主成分)の、ニキビにおける基礎的な炎症抑制メカニズムを報告しています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
7.5% ダプソンゲル 10g 2475円(税込)
5% ダプソンゲル 10g 2200円(税込)
10% ダプソンゲル 10g 2750円(税込)