池野皮膚科形成外科クリニックでは、20年前より、亜鉛華プロペト軟膏をいろいろな皮膚疾患に、ステロイドの副作用を避けるため使用してきましたし、コロナ禍では、マスクかぶれ予防のためにも非常に有効でした。また、5年前からは、アトピー性皮膚炎へのリン酸ビタミンC製剤治療の補助療法としても、併用してきて、やはりかなりの有効性を実証してまいりました。
日本では、山梨大学の川村教授たちが、多くの亜鉛の皮膚への有効性・必要性において、欧米を代表するレベルの専門誌で貴重な研究を報告されましたし、ここ数年、欧米でも次々と、今まで以上に、多くの皮膚疾患に有効で、副作用のない事が証明されてきています。
具体的には、アトピー性皮膚炎のリン酸ビタミンC療法の、補助的軟膏として、亜鉛華プロペト軟膏が有効ですし、汗も、や、胸や背中の毛のう炎にも非常に有効な事が、証明されています。また、最近の論文(Internatinal Journal of Research in Medical Science, 2025 April 13(4) 1759-1768 Elucidating the role of zink oxide in dermatitis ・・・)では、亜鉛華プロペト軟膏が、どの世代においても(子供から大人まで)、接触性皮膚炎・湿疹、ブラジャー金具のこすれ皮膚炎、股ずれ皮膚炎、おむつ皮膚炎、生理用ナプキン皮膚炎、皮膚バリアー修復に有効である、事が報告されています。
いろいろな皮膚炎によって、表皮がダメージを受け、剥離状態になっても、亜鉛華プロペトの、剥離皮膚から出る浸出液吸収作用により、浸出液障害を最小限に食い止める事ができ、プラス、亜鉛自体の抗炎症作用・表皮再生活性作用により、炎症を抑え、正常な肌環境に持って行ってくれるのです。
抗炎症レベルでは、ステロイドほどの即効性はないですが、2週間ほど連続して使うことで、弱から中レベルのステロイドと同様の抗炎症効果が確認できています。