その方のお名前とかは見おとしましたが、どちらか様の学校の先生がニュースで「アイザック・ニュートン」にふれておられ、書籍はたぶん難解すぎるので、
「まずは」と「wikipedia」をあけてみました。
アイザック・ニュートン(1642-1727年)と言えば
「リンゴの実が地面に落ちるのをみて万有引力を発見した」どなた様もご存じの天才科学者です。
中世、現代のコロナと同様な恐ろしい伝染病が流行しました。特にヨーロッパで大流行、黒死病とも呼ばれた「ペスト」です。
(ペスト菌によって起こり、のちにアレクサンドル・イェルサンと北里柴三郎によってペスト菌が発見されました。感染力が強く、1300年代から感染をくりかえしました。)
ニュートンが大学で研究生活をしていた1660年代に、運悪くコレラが再燃、大学は閉鎖、感染から逃れるためロンドンを離れ、東ウェールズの実家へ戻り、自然の中一人でじっくり考える時間を持つことができ、故郷の農場でリンゴを見て万有引力に気づいたと言うお話です。
さて、ここからです。
たくさんの偉業を残しましたが代表的ものの多くは、ペスト疎開で、故郷の田園で過ごした、たった1年半の間にできたものだそうです。
それでこの休暇は「創造的休暇」と呼ばれるようになりました。大学の雑事や人間関係から離れて、一人で研究のことだけを好きなだけじっくり考えることができたわけです。
日本ではたくさんの人が集まる方が良いことで、一人で動くことはあまりポジティブには取られません。でもドイツやアメリカに行きますと「日本の人はなぜいつもグループなの?」と不思議そうに言われます。
歴史ある格式高いレストランでも、お一人でゆったり食事されている方が多いですし、まわりの方たちも、それになじんでいらっしゃいます。むしろ「一人=孤独に強い」と受けとられます。
日本でも今回の自粛で「一人でゆっくりもいい」と思われた方々もたくさんいらっしゃると思います。(もちろん今回は、コンビニ、スーパー、配送さま等自粛中も働いてくださった方々あってのことですが)
話は脱線しますが、ニュートンは大学研究室に住み着いた2匹のネコちゃんにゴハンをあげていたそうです。今では当たり前な「ワンちゃんネコちゃん用とびら」もニュートンの発想だそうです。ペストはネズミが媒介していたので、当時ヨーロッパではネコちゃんを飼う人が急増、現代に至り今でもベルギーでは「ネコちゃん感謝」のお祭りがあるそうです。
ワンちゃんは人懐っこく忠実でとても可愛いですが、
ネコちゃんも古来から人間のために働いてきたわけですね。
学校や仕事に、行けなくても行かなくても、
その時間が創造的になるのでしたら、
とても価値があると思いました。