自粛期間が解除されて、景色に色が着きはじめました。
この自粛の中、「不要不急」なモノが消され、本当に必要なモノはまず生きること、そのために食べること、それを創って、売ってくれる、運んでくれる方々がいらっしゃること……と言うことが身に染みました。
確かに身近なところでも、自然災害を受けた方々は「まずその日を生きていくこと」が優先だったとおっしゃっていました。
以前アメリカで「ネットだけで一年間暮らせるか?」実験に挑み「成功した」と報道されましたが、細かく申せば実験者一人が「ネットだけ」になっていたにすぎず、食料を生産する、通販で手配する、それを送り届ける…その方々がいらっしゃらないと実験成立はなかったと思います。
少し考えたら、実験ではなくただ「話題」にすぎないと今ならよくわかります。
このように申す私、池野もこの3ヶ月あまりでお世話になったのは、まずコンビニ、スーパー、私と皆さまをつないでくれるのは配送会社さま…でありました。
この場をかりて深く厚くお礼を申し上げます。
世の中の仕事は多種多彩で、直接ありがたさが目に見えない業種が多いです。
ただ、人のいない街で夜中でも唯一光を放ち、時世に不釣り合いなほど明るいお声で親切に対応してくださったコンビニやスーパーの店員さん、大切なモノを大切に運んでくれた配送会社さま…
自粛中数少ない「人間の質感」をくださったのもこれらの方々でした。
自粛でお家にいらっしゃるのもたいへんでしたが、それを支えるためにお仕事してくださった皆さま方…今は感謝あるのみです。