ご存じの方もおられるかと思いますが、
私は、AAD(アメリカ皮膚科学会)等アメリカ皮膚・皮膚外科学会の正会員であります。
なぜ?
そこではとても公平、公正、真摯な研究や発表がなされていたからです。
(決して日本がそうではないとは申しません。ただ時代や分野によるものと思います。)
私が初めて(リン酸)ビタミンCの効用を、もちろん臨床写真(使用前使用後)と共に
日本の皮膚科学会で発表させていただいたのは1998年でした。
反応はたいへん冷ややかで、当時のお偉い先生方からは、
ハッキリと「そんなもん効くわけがない」とのお言葉を、理由もなく頂戴いたしました。
すでに、現場で熱傷瘢痕(ヤケド跡)がキレイに治ってとてもお幸せそうに挙式をお待ちの患者さまの笑顔を拝見していたり、その他たくさんニキビが良くなって喜んでくださる方々のお姿を拝見していたりしたので、特に気にはなりませんでしたが。
そこで試しに、ごく試しに、アメリカ皮膚科学会にこれら臨床データ(治療結果)を応募してみたところ、
日本とは対照的な反応が続々と……
日本の皮膚科形成外科諸先輩方にはとてもお世話になり、厚い感謝はしていますが、
それ以来、日本から欧米に足場を変えることにしました。
日本では、開業医が大学のつながりもなく単独で応募すると、それだけで採用されないですが、アメリカ皮膚科学会では、論文審査時に、発表者名、所属先は伏せられ、内容だけで審査されるのです。これが一つ目のうれしい驚きでした。
ここでちがいを話し始めるとおわらなくなってしまうのでやめておきますが、それ以来
私は欧米学会に焦点をあわせてきております。この方向転換の是非は皆さまがご判断ください。
さて、コロナがパンデミックになりかけたとき即座に、AADからウィークリーメールが来ました。
まず、AADは全世界の皮膚科医の味方であることを強調、
その上で、STAY AT HOME下で何をするべきかを伝えてきました。
① 自身の専門分野の研究をし、技術を磨くこと
② 自分の患者さまとのコンタクトを切らさないこと
以上2点でした。
① はいうまでもありません。②は?それがこのページです。大して中身のないことばかり
ですが、皆さまへのコンタクトになればそれでいいのだと思って書いてまいりました。
ご遠方患者さまがご覧くださり、10年20年とどんなに年月経っていても、つながりを
感じてくださることがとてもとてもうれしいです。
最近では、日に、3,4人は、10年以上ぶりの方にお越しいただいております。とても幸せです。
日本は平等で安全で清潔で素晴らしい国です。しかし上記のようなこともあります。
ここはあまり役に立たないページですが、何ゆえこのページを始めたのか?
その理由が以上です。
お読みくださっている方々からのお声も頂戴しています。本当にありがとうございます。
さて、過去の疫病から推測すると、コロナはまだ数年波をくりかえすことになるでしょう。
コロナ環境に合わせて診療体制変更を余儀なくされることはこれからも続きます。
そして私は年齢を重ねていきます。
診療体制変更は「お知らせ」ページにてご案内させていただいております。
コロナ禍で、もうどなたも「昨日と同じ今日は来ない、今日と同じ明日は来ない」というふうに、お考えを変えられたことと思います。こんな零細診療所でもそれは同じです。お手数ですがお久しぶりにご用向きの方は「お知らせ」ページをご覧いただけますようお願い申し上げます。