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皮膚科形成外科医院池野クリニック

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2021.08.29

もしかするとお天気の影響かも

 

No.470

夏の素敵な風物詩「お盆」が、日本の多くの場所で雨続きになりました。もともと新型コロナ感染拡大もあり今はお盆を十分に堪能できない、そこへ雨(大雨)続きでガッカリの方もいらっしゃるかと思います。

お盆にはお墓参りに出かけたり、ご先祖さまにご挨拶と言う方も多いので、これが断たれるのは目には見えない寂しさも出てくることと思います。

 

お天気のせいで古傷が痛くなったり、頭痛がしたり、具合が悪くなったり、気分が落ちこんだり…こんな経験をお持ちの方はいらっしゃいませんか?

これまで「特に病気でもないのに気分や体調が優れない」のは日本では置きざりにされてきましたが(欧米では「生気象学」が充実しています)日本でも最近「気象病」「お天気病」また「低気圧病」とか言われて科学的に説明されつつあります。

原因の元は気温変化とともに「気圧変化」による自律神経の不調です。

 

日本は四季があり、季節ごとにまず気候自体を楽しみ、美しいモノ、美味しいモノ…に恵まれてきました。しかし季節ごとにお洋服を変え、体も気候変化に対応する必要があり、何よりも皮膚科現場では肌環境が季節ごとに変化するため、毎年季節の変わり目にはいろいろなご相談をお受けしていたのでした。

もし「雨の日、または雨続きになると頭が痛い、ケガの跡が痛い、めまいがする、不快感、季節の変わり目何かとつらい、…」とご経験の方は、まず医療機関で器質的疾患がないかどうかのチェックが必要ですが、特に何もなければお天気、気圧の影響を受けて自律神経が少しお疲れかもしれません。

自律神経とは、脳によってのみコントロールされる呼吸、消化吸収、排泄(お通じ)

…ご自身の意志とは離れたところの動きです。耳の奥にある内耳が気圧変動をいち早く察知、脳に伝えて自律神経への影響が始まります。気圧変動で内耳が刺激されると、緊張状態をもたらす「交感神経」に必要以上のスイッチが入り、不快な状態を引き起こすそうです。対する副交感神経はリラックスモードをもたらすもの、必要以上の交感神経活動はその反対ですから必要以上に働いたら体がついていけなくなります。

 

 深海生物はたいへんな水圧の中でそれなりに順応して生きています。我々人間も実は

たいへんな気圧の中毎日順応して生きているわけです。たまにはそこへ不調が起きても不思議ではありません。もしあなた様が「雨が近づく、続くと何だか具合が悪い」ようでしたら気象に影響されているかもしれません。

まず内耳の入り口である耳や首の後ろのツボを温めることをお始めになってみてください。そしてしっかりしたお食事、睡眠で生活習慣向上も。まずお試しになってみてください。

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