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皮膚科形成外科医院池野クリニック

池野皮膚科形成外科クリニック
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2022.12.11

「今」が最高の贈り物 その2
今生きているだけでも最高の贈り物。

No.492

どんどん寒くなりますが皆さまおかわりありませんか?東北・北海道の患者様はあわてて車を冬用タイヤに交換されているそうですが、それでも雪道の運転はむずかしくて「命がけ」と冗談をおっしゃる方もいらっしゃって、くれぐれもお気をつけて冬を無事に乗り切られますように心から願っております。

先のメッセージでは1900年頃のアメリカの作家・歴史家アリス・モール・アールさんが詩作したといわれる、

「過去はヒストリー、未来はミステリー、今日はプレゼント、贈り物」と言う言葉をご紹介させていただきました。

 当院患者さま方は、まだハッキリと目に見える効果も出ていないうちでも、私の拙い説明にもしっかり沿って、地道に地味に根気よくスキンケアをしてくださいました。そしていつの間にか気づいたら、あるいは過去の臨床写真を比較することで「肌がとても健康にキレイになってうれしいです。」とおっしゃってくださいます。

 「まだ効果が見えないから」と、今をないがしろにせず、ひたすら今日やっていただきたいことを、何も言わず地道にやってくださった結果、すなわち「今」「今日」を大切にしてくださった結果、ステキなミステリーがそこにあった、と言う見本を毎日たくさん拝見させていただいて私はたいへん幸せ者であります。これを読んでくださるこの瞬間も今日ケアしていただいたことで、あなた様の皮膚ではモノ言うことなく、セラミドがどんどん生成され、活性酸素が減少されていく「今」があります。

 当たり前のことですが、人間は一人で生まれて、死ぬ時も一人です。紛争や戦争、飢餓のある地域ではもろもろ困難なことがたくさんありますが、ここ平和な日本でもそれは同じです。「生まれることと死ぬこと」これだけは天(神さま?宇宙?大自然?…)が決めることであり、本人が選べるものではありません。ですから「死ぬときはこんな風に死にたい…」など、ずいぶんムリのある人間の身の丈を越えた希望だと思います。

 東日本大震災の被害は、東京は比較的小規模でしたが、東北では甚大な被害があって、まだそのつもりもなく、その必然もなく、また何の罪もない方々がたくさんお亡くなりになりました。当院患者さまからも実際のお話をたくさんうかがい、震災以降ご連絡が取れなくなった方々もいらっしゃいました。その方々がご希望とおりの終わり方ではなかったからご不幸でしょうか?私は、その瞬間まで回りの方々を憂い、一生懸命生き延びようとされた方々

はとてもご立派な生き方をされたと、拍手をお送りしたいです。(現在の日本で)本人が物事を選べるのは「生きている間」だけ、もしその間与えられた境遇に対し、地道にまじめに努力されたのであればそれが100点満点で拍手と声援をお贈りされるべきと思います。

 「今が最高のプレセント、贈り物」であるのと同じく、「今生きて地道に淡々と生活していくこと」これも最高のことであると思います。毎日患者さまにお目にかかり、少しでもお話するとそんなことを感じます。これは私が毎日いただいている「大きなギフト」です。

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